局面図の作成③(柿木将棋)

 

 第1回の「Shogipic」と、第2回の「クラウド将棋局面図ジェネレーター」は、局面図作成のWebサービスでした。

 Webサービスの最大の弱点は、いつ、何時サービスが中止されるかもしれないと言うリスクがあることです。

 したがって、Webサービスが中止されてしまいますと、WebSiteやブログに掲示した局面図がすべて消えてしまうのです。

 

 そのため、今回は自らのパソコンで局面図を作成し、その画像をサーバーにアップロードする方法にチャレンジしてみます。

 自ら局面図を作成すると言っても、一部専門家の方を除いて、多くの方には困難なことなので、今回は市販の「柿木将棋Ⅸ」を使用します。

 

柿木将棋Ⅸ

 

 まず最初に、柿木将棋Ⅸに、棋譜を入力します。

 棋譜の入力は、手動又はデータベースから入力する方法がありますが、ここでは「局面図の作成」がテーマですから、棋譜の入力方法は省略します。

 

 棋譜の入力が出来たものとして・・・、

 

①「柿木将棋Ⅸ」で、作成したい局面図まで、指手を進めます。

②作成したい局面図が表示されたところで、画面上部にあるメニューから「ファイル」を開き、「画像の保存」をクリックします。

③次に、保存した画像(局面図)を、WordPressからレンタルサーバーにアップロードします。

④あとは、WordPressのメディアに追加で画像を貼り付ければ、局面図の作成が完成です。

 

 

 

【柿木将棋Ⅸの良いところ】

 

 棋譜データ入力の手間さえ厭わなければ、棋譜の再生を行いながら、どの局面を図面として使用するのかを決めることが出来るメリットがあります。

 棋譜データ入力が、データベースが利用でき、簡単な場合は、有力な方法かもしれません。

 

【改善して欲しいところ】

 

 しかし、良いことばかりとは限りません。

 やはり、画像データをサーバーにアップロードする訳ですから、画像データの大きさが気になります。

 

 私には、全く理解できていないのですが、画像の保存形式には複数あって、画像データの大きさもそれぞれ異なるようなのです。

 柿木将棋の場合は、GIF、JPEG、BMP、PNGPの4つの型式で保存することが出来るようです。

 

 この保存形式の違いは、私には全く理解できていないのですが、画像データの大きさを比較してみましたので参考にして下さい。

 上記の局面図を、保存形式を代えて、画像データの大きさを比較すると、小さいものから順に、以下のようになりました。

 

 JPEG(69KB)、GIF(91KB)、PNGP(206KB)、BMP(1,043KB)

 因みに、上記の局面図の画像データの大きさは、GIF(91KB)です。

 

【あと、気になるところ】

 

 画像データの大きさとの関係もありますので、仕方のないことではありますが、やはり、画像データの荒さが気になります。

 パソコンで見る場合は、全く問題はないと思いますが、スマホで見る場合は、やはり少し気になります。