講義 (担当教授:石川 泰)
・今回はAI、コンピュータ将棋を使った勉強の仕方について、自分の考えを、お話しします。
YouTube 掲載日:2019/10/14
講義ノート(棋楽)
①研究に使う場合
・課題局面があって、そこからどう指すか ⇨ 自分で考えて、(この手が良いと)仮説を立てた後に、局面を検討することが大事(結論だけ知っても汎用性が無い)
・フリーのソフトでもプロ棋士よりも強い
・プロ間でもソフトの研究が行われている。⇨ 感覚を取り入れるのに苦労している
・自分でしっかりと考えたうえで、答え合わせに使う
②対局の振り返りに使う場合
・どこで形勢が動いたかは、ソフトで検討(棋譜解析)すると、直ぐ分かる ⇨ 自分の感覚と一致しているか
・結論だけを導き出すのは容易だが、次また同じように指せるかどうかが大事
・正しい考え方や形勢判断の軸を身に付けているかという自分自身の問題
・最善手を知れば、そう指せるという訳ではなく、導く過程を身に付けていることが大事
・自分の思考を放棄しないということが大事
③練習対局に使う場合
・対AIとの対局は、対人間との対局よりも、ハッキリと劣る
・動画のなかで行っている形勢判断には、AIを使っていない ⇨ 対人間との勝負を意識して、自分の感覚で言っている