講義 (担当教授:石川 泰)

・将棋の勉強を続けていても、なかなか思うように強くならない…
・これは多くの人が1度は経験することだと思います。 私も経験しました。

YouTube 掲載日:2019/10/07

講義ノート(棋楽)

 継続して誰かに教わっておらず、一人で勉強している方も多いと思うので、気をつけていただきたい点を改めて紹介します。

①我流に拘る(自己流の指し方に拘る)

・幅広い棋力で当てはまる伸び悩む大きな原因

・初心者は、しっかりと基礎・定跡を学んで、強い人の指し方を学ぶ事が重要

②不利と分かっている手を指し続ける

・自分は不利と分かっているのに、相手が知らないだろうということで、同じ手を指し続ける

・相手が気づかずに勝ってしまうことも多々あったとしても、上達にとって、はっきり、とマイナス ⇨ 目先の1勝、2勝に拘らない

③間髪入れずに指す

・相手が指した直後に指す(非常に多い) ⇨ これを止めるだけでも強くなるということがある

・1秒、2秒、間をおくだけでも簡単な見落としをなくす(少なくする)ことができる

・早く指すという事と、早く読むという事は違う

④感想戦をしない/雑

・感想戦をしない、また感想戦をしても、ちゃんと聞いてくれない ⇨ 上達が遅い。

・感想戦をしないのは、勿体ない ネット将棋ではなかなか難しいが、一局指したあとに振り返る

・感想戦を行っても雑 ⇨ 感想戦の目的を意識する

⑤レートに拘りすぎる

・ネット対局特有のレート ⇨ 短期的なレートに拘らない(一喜一憂しない)

・レートが下がったとしても新しい事を学ぶ姿勢が大事