講義 (担当教授:石川 泰)

・序盤が強くなる方法について解説しています。
・序盤で形勢を損ねることが多い人などの棋力向上に役立つと幸いです。

YouTube 掲載日:2019/09/09

講義ノート(棋楽)

序盤が強くなる方法

 棋力に応じて、勉強法も代わってくる

初心者

囲いと攻めの形を覚える

<囲いの形>

・船囲い、矢倉囲い、穴熊囲い、美濃囲い、etc・・・

<攻めの形>

・棒銀、速繰り銀、石田流、etc・・・

 とにかく、レパートリーを、沢山インプットすることが大事
 そのために本を読んだり、実戦を見る

初級者~中級者

自陣と敵陣をセットで覚える

 自陣だけではなく、相手の陣形もよく見る

 相手の形に合わせて、有利な陣形を組んでいく

 駄目なパターンを組み合わせで覚える

上級者~有段者

定跡を正確に覚える

 ということは、定跡の細部一手一手が、
 どういう意図で、
 どういう意味で、
 指されているかを理解できているということ。

 単純な暗記では駄目

高段者

早い段階で作戦勝ちを狙える手順を研究する

 現代将棋の潮流
 早い段階から作戦勝ちを狙う

 従来の囲いの一手を、先に攻めの一手に代える
 そして、相手の受ける形を見た上で、自分の指し手(攻め又は受け)を決める