第26回兵庫県シニア名人戦決勝(第1譜)

○主 催:日本将棋連盟兵庫県支部連合会
○棋 戦:第26回兵庫県シニア名人戦
○対局日:平成31年01月27日
○対局場:加古川市総合福祉会館
○持時間:各25分(切れ負け)

 ▲先手:井上 兼一 
 △後手:藤田  巧 

兵庫県シニア名人戦(シニア名人戦出場決定戦)

 本局は、平成31年1月に開催された第26回兵庫県シニア将棋名人戦決勝の一局です。
 参加資格は60歳以上の将棋連盟支部会員です。(但し前年優勝者は参加できません。)

 本局は、既に神戸新聞(4月26日朝刊)で、紹介されています。
 しかし、より多くの方々に観戦して戴きたいため、当ブログでも御紹介します。

 先手、井上兼一さんは同じ支部で、これまでに何番か御指導いただいた先輩です。
 居飛車党で、良く手が見える印象です。

 後手、藤田巧さんは、大会で、よくお見かけしている強豪です。
 手厚い将棋という印象があります。(本大会、初手合いで棋楽の順当負け。)

 (初手から)
 ▲2六歩   △3四歩
 ▲7六歩  ①△3五歩
②▲2五歩  ③△3二飛 (第01図)

①升田式石田流でしょうか
②▲2五歩を保留する指し方もあります。
③昭和46年第30期名人戦第三局で、大山名人に、升田九段が指した有名な一手です。

(第01図から)
①▲6八玉   △6二王
 ▲7八玉   △7二王
②▲9六歩  ③△3四飛 (第02図)

①先手、後手ともに玉を、(3筋から遠く)移動させます。
②後手の(王の囲い方などについて)様子を伺った手です。
③△9四歩の受けが、普通かもしれません。
 しかし、▲9六歩が緩手に見えて咎めたくなったのかもしれません。

(第02図から)
①▲2二角成  △同 銀
 ▲8八銀  ②△3二金
③▲9五歩  ④△3六歩
 ▲同 歩   △同 飛
 ▲7七銀   △3四飛
 ▲3七歩 (第03図)

①場合によって、△7四飛と回る手があるため、未然に角交換します。
②升田式石田流は、△3二金と活用します。
 自陣に、なるべく角打ちのキズができないようにするためです。
③▲9六歩からの継続手でしょうか。
 先手は9筋を詰めて、様子を窺います。
④飛先の歩を交換しポイントを上げます。 

(第03図から)
       ①△8二王
 ▲4八銀   △7二銀
②▲4六歩  ③△3三銀
 ▲4七銀  ④△4四銀 (第04図)

①△8二王から、美濃囲いを目指します。
 穴熊囲いは、左右の金銀が離れて、自陣に角打ちのスキが生じやすいのです。
②▲4七銀~▲3六歩を目指します
③銀の活用を図る手です。
 場合によって、△3五銀や△5五銀の活用が考えられます

 第04図、ここで、先手井上さんが指した次の一手を考えていただきましょう。
 では、次の一手は明日の第2譜で・・・。