第11回 ディリースポーツ 新春将棋大会(結果)
本日は、大関杯第11回ディリースポーツ新春将棋大会の御紹介と、その結果について、お伝えします。
大関杯ディリースポーツ新春将棋大会について
この将棋大会は、文字どおりなのですが、ディリースポーツ新聞社の主催、大関株式会社の特別協賛等によって、開催される将棋大会です。
この大会は、毎年1月に、兵庫県の尼崎市において開催されている将棋大会です。(全国大会に繋がる将棋大会ではありません。)
ただ、地域で開催される将棋大会と言っても、主催者等の御尽力や、会場の地理的条件などから参加者は年々増加しており、比較的大規模な大会となっています。
今大会は、まだ11回目の開催で、比較的歴史の浅い将棋大会なのですが、大規模な大会にも拘わらず、大会運営の手際の良さが際立っております。
大会の特徴としては、(大会の運営上、やむを得ないと思われる)20分切れ負けルールのため、小・中学生をはじめ若い方々の活躍が目立つように思えます。
なお、大会の開催概要が必要な方は、2019年将棋大会カレンダーから、参照して下さい。
大会の結果について
大会は、1月14日の月曜日、成人式の日に行われました。
当日は、正に晴天で、非常に良い天気に恵まれ、この冬の時期にしては温かく、過ごしやすい一日となりました。
下の写真は、阪神電鉄尼崎駅に隣接した空中庭園から、会場の尼崎市中小企業センターに向けて撮影しています。
(写真中央に写っている方の、直ぐ上の建物が会場です。)
いよいよ、会場(右側に写っている建物、尼崎市中小企業センター)に、到着です。
国道2号線を挟んで、左側に写っている白い建物は都ホテルニューアルカイックで、今期第68期大阪王将杯王将戦第5局の対局場として予定されています。
因みに当ホテルでは、これまで第65期王将戦(第5局)から、第66期(第2局)、第67期(第4局)と3年連続で王将戦の対局場として利用されています。
午前9時30分からの受付が終わり、定刻の午前10時となり、大会が開会しました。
主催者側の説明によりますと、参加者は総勢330名を越える参加者となったようです。
会場は、凄い熱気に包まれています。
実は、当Websightの管理人「棋楽」も大会に参加しましたが、結果は残念ながら、予選2敗で決勝トーナメントに出場することは叶いませんでした。
予選第1局は、今泉流の中飛車に完封負けで、おまけに、最終盤には禁じ手の二歩を打つ失態も・・・。
予選第2局は、中学生と思われる女の子に石田流から圧倒され、またしても、なすすべもなく敗退。本当に情けない限りです。
そして、午後から予選敗退者によるトーナメント戦に参加しましたが、これも1回戦で敗退。2019年将棋大会、屈辱的な1年の始まりとなりました。
さて、Aクラス準決勝➀、馬渕vs藤原戦は、後手藤原の勝ち。
先手馬渕さんは、後手藤原さんの攻めを旨く切り返し、十分に勝機があったように思いましたが、残念な結果となりました。
Aクラス準決勝➁、畑山vs杉本戦は、先手畑山の勝ち。
後手杉本さんも良く頑張りましたが、残念な結果となりました。こういった一番勝負は、一度形勢が傾くと、なかなか挽回するのは難しいものですね。
Aクラス決勝戦、畑山vs藤原戦は、後手藤原の勝ち。
結果は、元奨励会三段の藤原さんが、攻守にわたり安定した指し回しで、危なげのない完封勝ちを収めました。
一方の畑山さんも、ここまで良く頑張りました。いずれは近い将来、大きな大会で結果を残せるかと思います。
(ひょっとしたら、プロを志望しているかもしれませんが・・・。)
最後に、本日行われたA級クラスとAクラス敗者戦のトーナメント表を掲示しておきます。
番外編➀ 父兄たちの闘い
今大会においても、藤井(聡太七段の)効果なんでしょうか、年々、小・中学生の参加が目立つようになってきました。
子供たちのなかには全国レベルの実力、いや、なかにはプロを目指している子供たちもいるかもしれません。
おそらく、壁際の方々は小中学生の父兄だと思いますが、ひょっとしたら、ここにも(プロを目指したもう一つの)父兄たちの闘いがあるのかもしれません。
番外編➁ 毅然とした自己主張
写真は、Aクラス準々決勝の藤原vs菊井戦です。結果は、先手藤原の勝ち。
結果は、菊井さんに誤算があったのか、勝負は何かポッキリ折れたような結果となりましたが、局後の感想戦における毅然たる自己主張は印象的でした。
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