講義 (担当教授:石川 泰)
奨励会員が対局を行う例会とは、一体どのような1日なのか、実体験を基に語っています。
YouTube 掲載日:2019/10/03
講義ノート(棋楽)
※石川先生の関西奨励会での経験に基づいた話
・朝会は08時50分からですが、みんな08時20分~08時30分には来て、ゆっくり準備している
・盤の準備などを行う当番の方は、もう少し早い。
・08時50分から、朝会があって、幹事の先生が点呼をとる。
・その後、手合いつけが、(例会に欠席する人もいるため、不戦勝とならないように)当日の朝、行われる
・手合いつけの瞬間は、少し緊張します
・そして、09時00分から、(級位者も有段者も一緒に)1局目の対局が始まる
・対局が終われば、勝った方が手合い表に◯を付けにいきます
・級位者の場合は1日に3局、有段者の場合は1日に2局のため、(後述のとおり)進行は少し異なります
・終会では、当日の昇級者や、次回例会までの記録係が発表される
・アマチュアの将棋に較べて、持ち時間が長いので、特に奨励会に入った頃は凄く疲れる
・例会が終わった後、なるべく当日に棋譜を残す
・気持ちを切り替えて、1局1局をベストな状態で臨むことが大切
<級位者の場合>
・1日に、3局対局
・持ち時間は1時間で、秒読みは1分
・級位者の対局時間は、秒読みがあれば、凡そ3時間位
・級位者は、連敗しても(1日に3局対局するので、気持ちの)切り替えが大事
・AM 08:50 朝会、手合いつけ
・AM 09:00 1局目対局開始
・PM 00:00頃 2局目対局開始
・PM 01:00頃 昼食休憩※
※2局目の対局途中に、タイトル戦の様に指しかけにして、昼食休憩にする。
封じ手はしないで、局面はそのままで、時計は止める
・PM 03:00頃 3局目対局開始
・PM 06:00頃 終会
<有段者の場合>
・1日に、2局対局
・持ち時間は1時間30分で、秒読みは1分
・有段者の対局時間は、秒読みがあれば、凡そ4時間位
・AM 08:50 朝会、手合いつけ
・AM 09:00 1局目対局開始
・PM 01:00頃 昼食休憩
・PM 02:00頃 2局目対局開始
・PM 06:00頃 終会